夏至(6月20日〜22日)からの3ヶ月は日の出から日の入りまでの時間がもっとも長い時期です。
同時に、夏は陰陽の両気が盛んに交流し、全てのものが成長していき緑豊かに美しい花を咲かせる季節でもあります。
この時期のことを、漢方による基本書、三大古典の"黄帝内経"では「蕃秀(ばんしゅう)」と言います。
黄帝内経による、この季節の過ごし方
1、日の光に合わせ夜になったら就寝し、朝は日の出と共に起きます。少しでも涼しい時間帯を体感し、夏の炎天下を乗り切りましょう。
1、気持ちはイライラを無くし、常に心穏やかに過ごせるよう努めましょう。
1、汗はカラダの悪いものを外に排出できる素晴らしい機能です。心地の良い汗をかいて心を穏やかに。
これらが夏の過ごし方に最適であり、気を整え人が本来持つ成長の力(健康)を促すとされています。
また、これらを注意して過ごせなかった場合、秋には悪寒と発熱を繰り返す病気を発症しやすくなり、秋の実りをカラダに満足に取り込むことができません。そうなると体調が悪いまま冬を迎え体調不良を悪化させることになるとも説いています。
夏を元気に乗り越え、来る秋・冬の健康につなげていきましょう。