脱水対策には水分補給が欠かせません。
身体に入ってくる水分は、飲料水からとる水分だけでなく、食べ物と水分と食べ物が代謝されることで生まれる水分もあります。
規則正しい食生活を
“規則正しい食生活”は脱水対策につながります。
水分が多く含まれる夏野菜や果物などは、夏場の脱水対策に適していますので、積極的に食事に取り入れてみましょう。
例えばトマト・モロヘイヤ・とうもろこし・きゅうり・ピーマン・ズッキーニ・枝豆など
水分補給は1日8回
水分補給はこまめにすることがポイントです。
1日に8回、以下のタイミングを目安に取り入れてみましょう。
1. 起床時
2. 朝食時
3. 10時頃
4. 昼食時
5. 15時頃
6. 夕食時
7. 入浴前後
8. 就寝時
脱水症になってしまったら・・・」
水分補給を行うタイミングは「のどが渇く前」が理想的です。
もし脱水症になってしまったら、経口補水液を摂取してみましょう。
経口補水液とは、水と塩分と糖分をバランスよく含み、身体への速やかな吸収に優れた成分になっています。
・塩分は吸収力をアップする役割
・糖分は吸収速度をアップする役割
経口補水液とスポーツドリンクの違い
脱水症状がある場合には、スポーツドリンクよりも経口補水液が理想的です。
経口補水液は、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、糖濃度は低い組成となっています。
通常の水分補給であれば、スポーツドリンクでも十分ですが、下痢や嘔吐、発熱、激しい発汗、食事や水分摂取量の低下など脱水症の症状が出ている場合には経口補水液が適しています。
簡単な脱水チェック法
1. 手の甲の皮膚をつまみ、すぐに離す。
つまんだ形が消えるまで3秒以上かかる場合は疑いあり。
皮膚には水分が多く含まれていて弾力性がありますが、脱水状態の場合は水分が減り、弾力が低下するため皮膚が戻りにくくなります。
2. 親指の爪の先を押した後、赤みが戻るのに3秒以上かかる場合は疑いあり。
指先は血管が細いので変化が出やすく分かりやすいポイントです。
3. 舌が乾いていたら疑わしい。
脱水症になると唾液が減少し、舌の表面も乾いてきます。
4. 手足のしびれがあれば脱水症の疑いあり。
発汗などで電解質が失われることにより、手足のしびれを引き起こします。
電解質は神経細胞や筋肉の動きに関わっているためこのような症状が現れます。
今年は例年よりも早く梅雨も明け、急に暑い日が続いています。
身体が暑さに慣れない初夏が、一番脱水症&熱中症のリスクが高まります。
こまめな水分補給と正しい食生活で暑い夏を乗り切りましょう。